ビジネスに関して

モチベーションを上げる為に表彰制度を作るべき2つの理由

社員や部下によりやる気を出してほしい、もっと自主的に動いて欲しいと思うことありませんでしょうか。

私はこの様な問題解決する為、社内に提案して"表彰制度"を作り上げました。
表彰制度は、日本人にこそ必要なモチベーションアップの仕組みなのです。

何故か。
日本人は評価や承認を得る事で自己実現の欲求を満たす人が多い一方、あまり褒める事をしないからです!!!

だから、表彰制度を作る事で必然的に褒めたり、賞賛したりする状況を作り出す事が、モチベーションを上げる事に対して非常に効果的です。

実際に表彰制度を導入して良かった事、悪かった事を纏めていきます。
※日本にある唯一の表彰制度の図書も参考にして設立を実現させていきました。

表彰制度を導入する悪い点:労力とお金が非常にかかる

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皆が納得して表彰を目指す制度にしないと意味がないので、受賞部門、計測方法、景品等を考えることにとても苦労し、お金も使います。

表彰制度を立ち上げる苦労ポイント

実際に私が構想を練ってから、表彰の発表に至る迄3-4カ月程かかりました。
(計測方法、景品、表彰部門の考案から、景品の発注、表彰式の準備....等)

例えば、営業社員を表彰するのに純粋に売上だけで計測すると運用は楽ですが、それぞれ担当先の性質などが異なって不平等になり、全員に表彰を目指そうと思わせることが出来なくなったりします。

自分には関係ない事だと思う人を極力減らさなければいけません。

表彰制度を立ち上げる費用に関して

表彰式や景品は、場所や物によって大きく値段が異なりますが、200-300名規模の開催する表彰式の会場を借りるだけでも100万円以上が発生します。
そこから、映像制作等を業者に依頼すると数十万円発生したり、どんどん膨れ上がっていきます。

結婚式を挙げた事がある人は分かると思いますが、会場の費用を基本として、食事の品質に応じて値段が変わり、テーブルクロスの色を変えると値段が上がり、花を生花にすると値段が上がり、、、となります。

全てを良いものにすると莫大にお金がかかるので、自分の目的にいい塩梅でやることが、とても重要となります。

こんなに労力とお金がかかりますが、多くの大企業(サイバーエージェント、プルデンシャル生命..等)や病院、区役所でも表彰制度を取り入れているのは、以下の引用のように表彰制度はお金で測れない大きな効果があるからです。

「表彰」という制度をとおして、教科書には書かれていない人間のモチベーションやリーダーシップ、人間関係の機微を知ってもらいたい。

表彰制度-会社を変える最強のモチベーション戦略- より

具体的にどんな効果があるかを以下にまとめていきます。

表彰制度を導入する良い点:受賞した人が想像以上にモチベーションが上がる

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受賞した人は、主体的になって行動してくれるようになります。

何故か。
現代の欲求は高次元化してきていると言われています。

経済が成長してきて物が溢れて安価で良質な物が買える様になった為、高度経済成長期の様にお金を出して良い食事、良い暮らしが出来る事が欲求を満たす時代では無くなりました。
※欲求というのは満たされてしまうと、行動の動機付けを失います。

こんな時代だからこそ、ボーナス等でお金であげる事よりも、表彰することで承認欲求を満たすことがモチベーションを上げる効果的な手段になります。

マズローの欲求5段階説:生理的欲求⇒安全の欲求⇒社会的欲求⇒承認の欲求⇒自己実現の欲求
マズローの欲求5段階説

2022年現在、人々は給料だけで会社を選ぶことを止めて、自己実現を求めてやりたいことで仕事を選ぶようになってきています。

【参考図書に記載の表彰の効果があった例】

  1. それまで整理整頓だけが取り柄だった人が、「きれいで賞」を受賞した事で、他の業務にも影響が出て、自分で考えて創意工夫をするなど主体的に仕事ができるようになりました。
  2. 大失敗をした人も「チャレンジ賞」が与えられてから、失敗に細心の注意をはらい繰り返さないようになりました。

私も受賞した時の体験ですが、「受賞する=誰かに勝つという事」は周りの皆にも祝福されるので思った以上に嬉しいです。

ディズニーランドで誕生日シールを貼って、パーク内のあちこちでお祝いされるくらい嬉しいです。

しかも、この効果は個人だけでなくチームの士気も上がり、職場の雰囲気が良くなります。

表彰制度を導入する良い点:競争心が掻き立てられる

UnsplashMārtiņš Zemlickisが撮影した写真

自分が、表彰される可能性があると感じた時、勝ちにいこうと思えて活力が湧きます。

私の体験ですが、プレゼン大会でもう一歩の所で、MVPを獲得できる状況のときに、本を読んだりして自主的に勉強をして、自然に成長することが出来ました。

モチベーションを上げる表彰制度のまとめ

日本人とアメリカ人の仕事に対するやる気度調査では、以下の様な結果が出ました。

仕事に意欲的な人意欲的でない人
日本2%41%
アメリカ21%16%
米国タワーズペリンの調査

日本人は圧倒的に意欲的な人が少なく意欲的でない人が多いという結果でした。
意欲的な人の割合は調査対象となった16カ国中最下位となっております。

この結果の理由としては、
これまで私たちは無意識のうちに〝やる気〟を「量」としてとらえ「質」の面を考えることを怠ってきた事で時代の変化に対応できていない為です。

日本人は、「一生懸命がんばる」「額に汗して働く」「精一杯努力する」といった表現を好み、それを良しとしてきました。

今までは工業化された時代、大量生産の時代だから「量」のやる気で良かったですが、IT化や情報革命が進み、創造性、革新性、情報編集力が問われる時代になり、「量」のやる気が評価される時代は終わりました。

一方で、今問われる創造性等は、自らの動機や意思での自発的なモチベーションが必要不可欠となっています

日本の失われた30年は、教育の失敗など多くの原因があるかも知れませんが、モチベーションを引き出す仕組み作りに失敗している事も原因かもしれません。。。。

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