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年収240万円から5,000万円に増やした"転職と副業のかけ算"の法則

転職や副業を行って、自己の能力を最大限に発揮し、生涯年収を最大化する方法を知りたい方には、必見の記事です。

本記事では、『転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方』という書籍の内容を紹介しています。

この書籍では、転職や副業を通じて収入を増やし、より豊かな生活を送る方法について解説しています。
生涯年収を最大化したい方には、必読の書籍です。

著者moto氏の紹介

転職アンテナより

  • 出身~学歴

    長野県出身で短大を卒業


  • 新卒

    ホームセンターに就職し、年収240万円


  • 5度の転職と副業を駆使

    会社員年収1,000万円+副業収入4,000万円


この経験を元に、年収を上げる為の具体的な方法やアイデアを紹介してくれます。

著者が稼いだ方法

起業して稼ぐや高額投資をすると言った方法では無く、サラリーマンのメリットを享受しながら個人で稼ぐ方法です。

サラリーマンの経験を「同じサラリーマンに役立つ情報」として発信(ブログメディア「転職アンテナ」等)して副業での収入を得ています。

働く時間は人生の中で最も長い為、誰もが多くの経験や知見を持っていて、その苦労して得た経験は同じく苦労しているサラリーマンにとって大いに役立つ情報になるのです。

この為、誰もが本気で取り組めば、motoさんと同じように出来る再現性の高い方法です。

本の内容

転職と副業によって生涯年収を最大化する方法について、この本では以下のように解説されています。

軸ずらし転職

UnsplashAndrew Neelが撮影した写真

本書では、転職に関しては、軸ずらし転職が勧められています。

軸ずらし転職とは、年収の多くが『職種×業界』で決まるため、自分が持っている能力を活かしながら別の業界や職種に転職し、より高い年収を得ることで、負担を少なくしながら生涯年収を上げていく方法です。

給料が高い業界について

商社、金融、コンサル、通信、広告

著者のmoto氏は、この方法を実践し、営業と言う職種は変えずに業界を変えて年収を240万円⇒1000万円に上げていきました。


  • step.1

    小売業界(ホームセンター)


  • step.2

    IT業界


  • step.3

    広告業界


因みに、本書では主に業界を変えることで年収アップする方法が紹介されており、職種に関する情報はあまり取り上げられていませんが、一般的に営業職よりもエンジニアの方が需要が高く収入が高い傾向があります。

業界で得た知識を生かしながら職種を変えることで、収入を上げることができるというのが、私の理解です。

キャリアに対する根本的な考え方

社外に出たら、肩書以上に実力で見られる為、上司の評価を気にするのでなく市場価値を意識する事が大事です。

市場価値とは

年齢や所属企業の看板に関係なく市場から求められる度合

会社の評価は"ごまをすれば"上がるかもしれないが、市場評価は"ごまをすっても"上がらないです。

市場価値が高い人とは

誰にでも(同じ業界の人から『インターネットって何?』という幅広い人まで)自分の仕事を分かりやすく伝え、課題を説明し、解決策を考えて自分で行動することができる人材が求められています。

そのためには、業界の状況、会社の課題、部署の役割、自分のミッションといった広い視点で、自分が置かれた状況を上流から下流まで理解し、全体像を把握することが必要です。

この精度が高い人が生産性が高くなり、市場価値が高くなります

市場価値を上げる為に必要な力

  1. 論理的思考力
  2. 構造的に物事を捉える力
  3. 物事を俯瞰して課題を捉える力
  4. 課題に対して仮説を立てて、誰にでも分かりやすく話せる力
  5. 上記を用いてマネジメントする力

これらの能力を高める修行の場として、経験したことがない仕事の中に潜んでいます

同じ給料ならやらないほうが良いと考えるのではなく市場価値を高めさせてもらえていると考えてどんどん飛び込んでいくが大事です。

本書では以下の様にさえ言われています。

例え、上司からの評価を受けなくても、市場からの評価を受けると考えられる物は迷わず取ったほうが良い。

そして、転職で最も評価されるのは、考えた上での行動経験値です。

転職をしてはいけないタイミング

仕事が嫌になった、ツラい等のタイミングです。
辞めることが目的になってしまい、例えブラック企業でも、内定が出たらすぐに転職してしまう傾向にあります。

転職は目的にするのではなく、自分が叶えたいことを実現する「手段」です。

転職活動は情報量が物をいう

年収を上げる為には、職種毎に求められる本質的なスキルを見極め、年収に必要な能力を理解して、今の仕事との共通点を探す必要があります、その為の情報量が鍵となります。

求人を見るポイント

  1. 高年収の職業に共通して求められる能力は?
  2. どの能力を身に付けたら、どの位市場価値が上がるのか?
  3. 自分の年収は業界的に妥当なのか?
  4. 募集が多い職種は何か?
  5. 世の中にある意外な高年収職種

自分より高い年収の求人を見ていると、年収の高い求人ではどんな人が求められているのかが、分かるようになります。

求人情報以外で情報収集するべき方法

Twitter、新聞、ネットニュース、雑誌、テレビ....等

副業

UnsplashRobert Anaschが撮影した写真

副業によって、次のようなメリットが得られます。

  1. 収入の増加
  2. スキルアップ
  3. リスク分散

副業をすることで、収入を増やすことができ、副業で得られたスキルは、本業にも役立てられます。
さらに、副業によって、リスクを分散することができ、安定した収入源を確保することで本業では大きなチャレンジができます。

副業をする場合には、本業とのバランスを考える必要があります。
副業に時間を取られすぎると、本業のパフォーマンスが下がってしまうこともあります。

副業をやる方法

本書では、自身が得た経験を発信することで、同じ悩みを抱える人々にとって解決策となる価値のある情報を提供する副業を勧めています。

ココがポイント

人は自分にとって有益な情報に価値を感じ、自分と同じ悩みを持った人が、どのように解決して、結果どうなったかを知りたがっています。

こうしたオリジナル性の高い情報は、個人にしか発信できないため、企業と競合することがなく、独自の価値を持ちます。

また、発信テーマについては、リクルートが展開している『ゼクシィ』、『リクナビ』、『SUUMO』、『カーセンサー』などを参考にすると良いとされています。
これらのサービスは人生の重要な意思決定に関わる情報を提供しているため、多くの人が情報収集するテーマとなります。

喉元過ぎれば熱さを忘れるという様に、需要に対して十分な情報提供が行われていない場合があります。
そのため、情報発信している人が少なく、需要が高まっていると言われています。

motoさんの例

本業で苦労して得た経験をお金に変える手法


  • step.1

    転職や営業の知見等をツイート


  • step.2

    6万人のフォロワーを獲得


  • step.3

    noteとして、コンテンツ販売

  • step.4

    twitter経由で、voicyのパーソナリティーの話、出版の話が舞い込んでくる

  • step.5

    副業を法人化して、年収4000万円を手に入れる

副業では個人のブランディングが大事

副業においては、「〇〇ができる人」という看板を持つことが重要な要素となります。
この看板を得るためには、自己発信が欠かせず、そのためにはTwitterが最適なプラットフォームとなります

ただし、単にフォロワー数を増やすことが目的ではありません。
自分を応援してくれるファンを増やすことが重要です
そのためのツイート戦略としては、「共感を呼ぶツイートをすることが重要」とされています。

副業においては、情報発信を通じて転職のオファーが来たり、副業のメディア取材を通じて出会った人脈が本業の仕事につながることがあります。
このような相互作用を通じて、個人の市場価値を高めていくことができます。

転職と副業の両方をする

転職と副業を両方することで、以下のようなメリットが得られます。

  • 収入の増加
  • スキルアップ
  • リスク分散
  • キャリアアップ

ただし、転職と副業を同時に行うことは、両方の時間管理が必要になるため、ストレスがかかる場合もあります。
また、転職と副業を両方する場合には、時間と能力のバランスを考える必要があります。

motoさんオススメのバランスの取り方

  • お金で買える時間は全て買う。
    └自分でやる必要ないと感じる仕事は全て外注化している。
  • 自分の時給を上げる働き方を意識する
    └いかに効率よく働くかが、自分の時給を左右します。
    • 社員ミーティングで時間と場所を縛らない
    • 行く必要のないアポは行かずに、移動時間削減に務める
  • 副業については、かけた時間に対する売上を意識する
    └3時間かけて作ったコンテンツの売上が100円だったら時給10円となる。
    そうならない為に、短い時間で質の高いコンテンツを作るしかない。
    その為に、コンテンツのフィードバックを貰うようにしている。
  • 本当にどうしても時間が作れない人は、意識のない時間を作らないようにすることが大事
    └家に帰ってルーティーン作業でテレビをつけて、ビールを飲むなど。

「1万分の1の人材」になる道すじ

100人に一人の存在になり、それを別分野で同じことをして、それをかけ合わせて1万分の1の存在になる。

本業で得た知見を副業に掛け合わせて、個人として稼ぐ力を高めていく。

本書で紹介されている「1万分の1の人材」とは、自分のスキルや経験を活かして、他の人と差別化を図った人材のことです。
本書では、転職や副業を通じて、自己のスキルや経験を磨き、他の人と差別化を図る方法が紹介されています。
自分自身が「1万分の1の人材」になることで、生涯年収を最大化することができます。

また、企業に依存しないサラリーマンになる事が出来て、自分はいつでも転職が出来る、どんな環境でも自分でお金を稼げる、給与以外に収入がある。

この状態が、終身雇用が崩壊した現代の安定になるのです。

給料はもらう物でなく、稼ぐものだったのです。

まとめ

「転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方」は、転職や副業に興味のある方にとって、非常に有益な本です。
異なる職種に挑戦することで、新しいスキルを身につけ、稼ぎ方の幅を広げることができます。

また、副業に取り組むことで、自己のスキルを磨き、本業でも成果を出しやすくなります。

ぜひ、本書を参考にして、自分自身のスキルアップに取り組んでみてください。

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