キャリアに関する経験や参考図書

会社でやりたいことしながら、生き抜く「ずるい仕事術」5選

あなたは、会社の仕組みに埋もれてしまい、やりたいことが出来ずに苦しんでいませんでしょうか。
私も同様でしたが、本記事で紹介する事を実践して、抜け出す事が出来ました。

ずるい仕事術をオススメしたい人たち

誰もが入社当初は夢を見て希望を抱いていたはず.....

しかし、入社した後"理不尽な仕組み"や"立ちふさがる社内の壁"に打ちのめされて、いつの間にか夢を諦めてしまい、上司の顔色を伺って逃げるように立ち振舞い、無難な人生を過ごし上がらない給料に嘆いていませんでしょうか。

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私も同様でした。

私は、究極に上司と上手く付き合えないタイプの人間で、媚を売ること等が非常に嫌いなタイプです。

ただ、次で紹介する本に出会い、自分の行動を変えた事で上司の反応が変わり、社内での振る舞いが変わった事に気づきました。
具体的には、上司の束縛から開放されて伸び伸び仕事が出来るようになり、目指すべき目標や夢に向かって自分の考えで動けています

ずるい仕事術に関する参考書

自分と同じ様な理不尽な世界を歩んできたテレビ業界の佐久間さんの著書です。
この方も業界の不条理に屈し、入社後すぐに会社を辞めようと思った人です。

しかし、多くの夢に破れた人と異なる部分は、思考を止めずに社内の攻略法を考えて、うまく立ち回り自分がやりたい事を達成させた事です。

例えば、スポンサーに頼らずDVD収益で番組を成立させる仕組みを作り上げて、ゴットタンというテレビ東京に自分がやりたかった尖ったバラエティーを作り上げました。

この著書には、「基本的な立ち回り方」から「マネジメント」、「企画」「メンタル」に関して幅広く網羅されています。
本記事では、"基本的な立ち回り方"に絞って5つご紹介させていただきます。

ずるい仕事術①:仕事を楽しそうにやる

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何故楽しそな姿勢で仕事をする事が良いかというと、
「この仕事を与えてくれてありがとう」と上司に感謝が伝わり、上司も喜んでくれます
結果、より相談しやすい環境になったり、アドバイスを貰えたり、いい循環が生まれるからです。

この話を読んで、私が一番最初に取り組んだ事は、日報等で失敗してしまったネガティブな事を書くことを止めて、前向きなコメントをするようにしました。
そうすると、まず自分の頭の中が一番変わって、本当に徐々に仕事が楽しくなってくるので本書で言う良い循環が生まれ始めました。

今まで上司と雑談する事が無かったのですが、徐々に休日に行った旅行の話が出来る様になる等、上司の反応が変わってきて、話がし易くなりました。

ずるい仕事術②:報連相を戦略的に実施する

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報連相(報告、連絡、相談)って社会人の基本だと思うのですが、怒られることが嫌等の理由で上手く出来る人は、意外に少ない様に感じます。
だからこそ、実践すれば効果を得る人が多いのではないかと思い、本記事でご紹介させて頂いております。

なぜ報連相が大事かの理由が分かると、臆せず実施しやすくなります。

理由①:上司を不安にさせたり、文句を言わせないため

上司は部下の進捗が見えないと以下の様に不安になります。

  • サボっているのではないか
  • 行き詰ってしまっているのではないか
  • 忘れてしまっているのではないか ...等

この様な状態になってしまったら、束縛しにかかり、あれこれ口出ししたり、自分のコントロール下に置きだし、時には話をひっくり返したりします。

あなたも不安に駆られて自分の管理下に置いた経験ないでしょうか。

子供に門限を設けたり、場所の制限を設けたり、奥さん旦那さん等のパートーナーにお金の使い方等に関して制限を設けたりする.....等

逆に、子供やパートナーからどこに居るか、誰と遊んでいるか、何時に帰る予定か、何にどの位お金を使ったか等、報連相があれば、行動を束縛する事はなくなると思いませんでしょうか。

理由②:上司の上司に文句を言わせないため

報連相をする義務は上司にもあり、自分が報連相をサボれば上司は答えられず監督不行き届きで怒られる事となってしまい、上司も自由を奪われてしまいます。

あなたも他の人がしてしまったミスで、怒られてた経験ないでしょうか、

私は食品商社で働いしている時に、よくありました。
お客さんへのお届け時に、時間が遅い事や冷凍商品が溶けている等で、よくお客さんから怒られた事ありました。
そのクレームを解消する為に、自分が代わりに動いて商品を倉庫に取りに行ってお届けして謝罪したりしていました。

その人の行動で怒られた際には、その人への信頼がガタ落ちしますし、やっぱりその人には細かく報告を求めたり管理しました。

戦略的な報連相を取り入れた私の体験談

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「報連相を実施する理由」と「報連相が自由を手に入れてやりたい事をする為に非常に大事な事」だと学んだ私は目標を達成させるための大きな一歩を踏み出すことが出来ました。
10年以上社会人をやっていて報連相が大事な事だと思っていなかったからです。
報連相で相手の時間を奪うのも申し訳ないと思っていましたので、メールやグループLINEで進捗を追ってもらい、「やることをしっかりやっていれば良いでしょ!」と思ってました。

こんな姿勢で取り組んでいた為、上司とうまく噛み合わずによくコントロール下に置かれがちでした。
提案資料や報告書を事細かに訂正させられ、メール送るのも細かくチェックされるし、窮屈でした。。。
こんな環境では自分が思うように仕事が出来ませんでした。
全く顧客を見て仕事出来ず、上司が良いと思うように仕事していました。

しかし、この本を読んで、報連相は時間を奪ってでもやる大事な事だと思い始めました。
優先度を低くしていた報連相を重要な仕事と位置づけ、自ら積極的にミーティングの場を設けて状況の共有、進捗の報告、方向性や優先順位の確認をする様にして、聞かれなくても自分の状況を事細かにさらけ出す様にしました。

結果、"状況を聞かれること"や"口出しされること"は減ってきて、自由に資料作成したり、自由に時間を使って情報の収集をしたり、自由に創意工夫できるようになったりと、大幅にやりやすい様に改善されています。

ずるい仕事術③:何でもすぐにやる

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何故すぐにやることがいいかというと、

仕事が遅いと、相手を待たせてしまい、相手の仕事を滞らせることとなってしまいます。

相手の仕事を滞らせるとその人の信頼を失ってしまい、今後逆の立場になってその人に依頼しないといけなくなったときに、圧倒的に不利になってしまいます。
断られてしまうことも出てくる事でしょう。

だから、直ぐにやらないと継続的に仕事が受けられず、自由の幅を狭めてしまいます。

連絡に関して言えば、断る時でさえ迅速に行うことが大事です。
断られた人は、別の人に頼む必要があるかもしれません。

できる限り、相手に誠意を持って想像力を働かせて、行動するべきなのです。

ずるい仕事術④:会議でその他大勢を出し抜く

Photo by Austin Distel on Unsplash

会議は、上席者が出席することも多いと思います。
発言の仕方、質問の仕方で大きなアピールにつなげることが出来るチャンスです。

チャンスを掴む為の会議での工夫が著書に記載されていました。

会議は事前準備で勝て!!!

会議で話し合われる案件について、スケジュールと優先順位を把握した上で、以下の引用事項を準備すれば良いパフォーマンスが可能になるという。

・想定質問を用意して、よどみなく答えられるようにしておく
・必要になりそうな資料はあらかじめ用意する
・いつ振られても答えられるようアイデアを持っていく
・前回の会議で話題に出たことは、調べて次の会議に持っていく

「ずるい仕事術」

これで、自分が会議でアピールできたら、使えるやつと思われること間違いないです。
そうなったら、管理職が与えられたり、新しいプロジェクトの仕事が、舞い込んでくることでしょう。

会議後の5分で差をつけろ

会議終盤では、その日の要点、次の会議で達成すべきこと、次回の会議までにやっておくことの纏めに入る。
※議事録や資料も全てその会議の項目で纏めておく。

前回やった会議の内容を忘れていて次回持ち越したら、周りから大きく信頼を失ってしまいます
それをしないため、会議の終盤には纏めに入り次の会議では課題解決させて、話を潤滑に進められるようにします。

ずるい仕事術⑤:メンツを潰さない

何故かと言うと、
人はメンツを潰されたとき他人を攻撃するからです。

具体的には、
プライドを傷つけられて恥をかいた時、軽く扱われた時、バカにされたと感じる時です。
そんな時、獣のごとくなりふり構わず攻撃してきます

自分は相手を逆撫でするつもりなくても、知らずしらずに誰かのメンツを潰してしまう可能性は充分にあります。
例えば、新規事業を始めると過去の事業に携わっていた人たちのメンツを潰す可能性があります。

争いの原因の9割が「ナメんなよ」と思われることになりますので、相手にナメているだったり、軽んじていると思われないように細心の注意を払って行動しましょう。

これらの事は、ゴマすりのようで嫌ですが、メンツを立てることは起業家、社会人としての戦略なのです

「アイツをギャフンと言わせたい」等していると周りに回って、自分が損をすることとなります。
大切なのは相手に勝つことで無く障壁なく仕事を出来る環境を手に入れることです。

ずるい仕事術 まとめ

会社員として、自分が抱いていた"夢"や"目標"を達成される為には、会社内での振る舞いが非常に重要という事です。
それらは、ゴマすりや、媚びを売る、社内営業といった事では無く、社会人としての戦略だったのです。

基本姿勢として"楽しそうにポジティブ"に仕事をして、上司、チームには積極的に自主的にしつこく報連相を実施し、とにかく何でも素早く対応して、会議では準備を徹底し周りに勝ちにいき、周りのメンツを立てて、そして、仕事しやすい環境を手に入れて、初めて夢の達成に向けて行動が出来ます。

ぜひご参考にしてください。

仕事をするには身体が資本。健康にも気を付けましょう

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