コーヒーを愛するもの達へ

コーヒーの聖地「スタバリザーブロースタリー」の店舗の魅力5選

2022年3月21日

「スタバの何か新しいモノが出来たという記事をネットで見たな~」,,,,と色々調べ回って"リザーブロースタリー"へたどり着いたあなたへ。コーヒーインストラクターの私が先日訪問してきて感じた魅力をお伝えしていきます。

そもそも、スタバの「リザーブ?」「ロースタリー?」とは。

リザーブ・・・スタバの高級ブランド

スターバックスって、通常のお店以外に"リザーブ"という高級ブランドがある事をご存じでしょうか

以下のマークがお店に付いていて、カップや内装も黒のマット加工したモノを基調にして高級感を演出しているお店です。
ブランドコンセプトとして、コーヒー豆に拘ったお店である為、コーヒー豆を選ぶ事が出来ますし、抽出方法も選べます。
スタバのホームページには、リザーブブランドが61店舗(2022年現在)あると記載されていて、全国に約1,700店舗展開する内の5%にも満たない割合の貴重なお店です。
場所も限られていて、東京だと銀座や六本木などの高級な街に狙ってあります。

リザーブブランドを象徴するマーク

ロースタリー・・・焙煎所

世界から届くコーヒーの生豆を焙煎して商品にし、日本全国やアジア各地のスターバックスに届けています。

つまりリザーブロースタリーで、高級なカフェが併設された焙煎所です。

焙煎するコーヒー豆について

  1. リザーブブランドの豆(黒いパッケージ)
  2. 各店で売っているTOKYOローストの豆
  3. お店で提供している本日のコーヒー使うTOKYOローストの業務用パック

1日に2t-3tの生豆が届いて、20-30回焙煎(1回でMAX120kg)をして、1日に150kgの商品を作っています。
※商品を作る中で、焙煎前やパッケージの際に特別な機械を使って現地の小石などの異物を排除しています。

焙煎機の様子(1階と3階に焙煎機があります。焙煎された豆はバイプを通って次の工程に進みます。)

商品を作るという意味では、食品メーカーの工場の様なモノですよね。
工場って大体郊外にありますが、それをスタバは都心に設立して更に大規模なカフェを併設している事が、とても斬新でした。焙煎している匂いや音が店内に特別な雰囲気をもたらしています。
スターバックスのロースタリーは、世界4か国に6店舗(シカゴ、ニューヨーク、ミラノ、上海、シアトル、東京)しかないです。
そんな貴重なコーヒーの聖地の一つが東京にもある事はとてもラッキーです。コーヒー好きな私にとっては、ディズニーランドに行った様なワクワク感がありました。間違いなく東京の観光名所の一つだと思っています。

そんなスタバのリザーブロースタリーの魅力を纏めていきます。

スタバリザーブロースタリーの店舗の魅力①とにかくオシャレ

スタバと言えば、他のお店もそうですが「ひたすらにオシャレ」です。
細部までこだわりが感じられます。

外観

入口は一つで「正面入り口の檜を使った扉」だけです。重厚感があり、別世界へ誘ってくれる扉の様です
設計は、日本代表する設計士の隈研吾さんの事務所が担当された様です。

内装1階 メインバー

1階のメインバーの様子です。
ここで使われるコーヒー豆は、全て店内で焙煎されたモノがパイプを通じて運ばれてきます。この工場っぽい部分もブロンズの綺麗な色で彩られていて、且つ美しい曲線を描いていて、無機質なモノもとてもオシャレにカフェに溶け込んでいる事に心躍らされますね。コーヒーマシンや設備品も全てリザーブを象徴するマットな黒で統一されていて、高級感を織り出します。

後から、↓この「スタバ側のお店に込められた想いの動画」を見て、「あぁ~そういえば、そうだったなぁ~。」と感じさせられて驚いたのですが、日本の伝統技術を駆使した構造だったり、折り紙をモチーフにして天井などに張り巡らされていたり、一回訪れただけでは気づけない本当に細部までの拘りが詰まっています。

スタバリザーブロースタリーの店舗の魅力②コーヒーの匂いが満ち溢れている。

概要説明にも記載しましたが、1日に20-30回120kg迄のコーヒー豆が1階と3階で焙煎されているので、お店の中はコーヒーの匂いで満ち溢れているのですよね。
こんな幸せな空間は他には無いです。日本全国ここだけですね。

生豆が保管されている様子

生豆が保管されて、焙煎を待っている状態がディスプレイされているのですが、とんでも無い量ですよね!!!

スタバリザーブロースタリーの店舗の魅力③とてつもなくデカイカッパーキャスクが心を奮わせる。

4階迄吹き抜けになっているカッパー(銅)キャスク。キャスク内は、貯蔵庫や焙煎設備が内蔵されています。
入口入った時にまず目に留まり大きなインパクトがある為、広告やSNSによく使われていて、象徴的な存在になっています。
銅の凸凹のデザインは、職人の方々が手作業で思いを込めて打ち込まれていて、それがとても良い味を出しています。また、中目黒にあるからこそ、日本を感じさせる桜が周りを舞っているのがとても美しいです。

スタバリザーブロースタリーの店舗の魅力④店舗がデカい

フロアマップ(参照元公式ホームページ)

店内は席数が約300席ある大型店舗ですが、フロアーによって、販売している商品が異なる点も魅力的です。(公式ホームページに記載あるフロアマップをご参考ください)

1階:コーヒー、グッズ、パン

プリンチというイタリアの職人ブランドの本格的なパン屋さんがあります。バリスタさんに相談するとコーヒーにあったパンもオススメしてくれます。

2階:ティバーナ(紅茶、お茶)

2Fがティバーナという紅茶やお茶のスターバックス。日本にも数店舗しか無いのですが、それがここのお店で楽しめます。シンプルな紅茶もありますが、スタバらしいティーラテ、抹茶アフォガードやクリームソーダなどオリジナルドリンクも多数あります。

上質な茶葉とボタニカルな素材を選び抜き、ティーを多彩に変えていきます。身体、心、そして気持ちに元気を与えてくれる体験と、楽しく、新鮮な素材とフレーバーが、日々の暮らしに彩りをもたらします。

https://www.starbucks.co.jp/press_release/pr2022-4539.php

3階:バー

3Fは、バーになっていて、コーヒーや紅茶を使ったカクテルが楽しめます。

スタバリザーブロースタリーの店舗の魅力⑤こだわりのコーヒーが楽しめる。

ここのスターバックスでしか飲めないコーヒーが多数あります。
(※以下のファイルが2022年3月時点のメニューなのですが、ロースタリー限定マークがついています。)
「グラヴィタスブレンド」や「先行販売しているニカラグアの豆」がこの時点では限定です。更に、それらの限定の豆を6つの方法から選べて楽しめます。もう最高過ぎて、奮えますね。

実際に幾つか体験してみました。

GRAVITAS BLEND

ここのロースタリー限定の豆が3種類(・グラビタス ブレンド®、パラディシ ブレンド®、パンテオン ブレンド®)あるそうで、その内の一つです。販売期間も限られている様で、その年の販売が終了すると次の年の販売迄待たないといけない、そんなワインのヴィンテージ制の様なルールを設定してますね。
スタバのブレンドって、とても上手で職人技で、大好きなんですよね。
角が無くて、それぞれの豆がぶつかり合わず、酸味もコクもバランス良いんですよね。

価格:100g 1,620円~

WHISKEY BARREL AGED

ウィスキーの樽に生豆を寝かせて、ウィスキーの風味を移した革新的なコーヒー。(商品詳細)
これは、凄いの一言!バレルエイジングという技法を知らなかったですが、普通のコーヒーでは無いですね。樽の香りがグワッと淹れる時も、飲むときも
鼻を通り抜けます。それが丁度いい位に香ってくる感じで、癖になります。味わいも若干樽のエグ味が出てる気がする新体験でした。

価格:100g 1,620円~

BLUE MOUNTAIN

行ったら絶対飲もうと思っていたブルーマウンテン。一杯1,848円(short size)という驚愕の値段。プレスサービスで頂きました。苦味は、ちょうど良くてあとからジワジワくる感じでした。
一口、口に入れた途端に天国にいざなわれたかのような感覚で、至福のひと時を体験しました。ジャマイカの山々の美しく幻想的な風景が目に浮かびました。ブルーマウンテンって、飲む前はもっと癖のあるモノだと思ってましたが、全然飲みやすい、誰もが好きになる味でした。クリアな味わいが厳格な品質チェックを通っているのだと感じさせてくれます。香りは、ココアとかチョコレート系の香りで、焙煎は、中程度を感じました。コクは、スッキリとした味わいで、酸味は、強くないです。

以上となります。

リザーブは無いですが、通常メニューはデリバリーでも楽しめます。

一回では楽しみ切れないし、何度も行きたいと思わされるリピート確定のお店でした。老若男女問わず誰でも楽しめます。デートでも使えるし、勉強、仕事でも使えるし、食事もお酒もいける、最高の場所です。

こんなパッキングの様子なんかも見れますので、これを見てコーヒー飲んでいるだけでも、30分位経ってしまう悪魔の場所です。

是非近くの方はもちろん、遠方の方も東京に訪れた際には、寄ってみて下さいね。では、よいコーヒーライフを!

↓めっきり東京ローストの虜になってしまった私が実際に飲んでみたレビューを纏めています。以下の記事もご一読ください。

外食産業の未来について全てがここのロースタリーの様にならないといけないのかもしれない

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